摂社山宮神社は、境内から東南約2.3キロの山中に鎮座しています。
山の中ほどなので、一般の方は、なかなかお参りにいけませんが、神社では毎月15日 神職と地元石区鈴郷(いしく すずご)の総代代表の方とご一緒に月次祭をおこなっています。
なかなかお参りに行けない方のために、今回境内に「遥拝所」を作り、本日、9月15日竣工祭を斎行いたしました。
趣意書には次の通りに記してあります。どうぞ、この場所から山宮大神のご神威を頂いて下さい。
『山宮
神社遥拝所
この場所から東南約二キロ、神山の麓に鎮座する山宮神社は、当社の摂社であり、本宮でもあります。垂仁天皇の御代(二千年前)に鎮座されました。
御祭神は大山祇神と天孫瓊々杵命、木花開耶姫命の三柱でありましたが、貞観七年(八六五年)十二月に富士山噴火鎮護の目的で、木花開耶姫命一柱が里宮である浅間神社に遷座されたました。
山宮神社本殿は、春日造、檜皮葺にして、国の重要文化財に指定されています。平成二十六年浅間神社鎮座一一五〇年記念事業として四十年ぶりに檜皮葺屋根の御屋根替を執り行いました。
山中の御社で急坂もありますので、この場所からもお参りできるよう遥拝所を設けました。どうぞ神山を仰ぎお参りください。
*この建物は、平成二十六年、御屋根替工事の時に仮殿として使用したものであります。』