(プレスリリース)
笛吹市一宮町の甲斐國一宮浅間神社(古屋真弘宮司)は今年、鎮座1150年を迎え、12月9日 午前10時から「御鎮座1150年記念大祭」をおこないます。
浅間神社の歴史は約二千年前、今は浅間神社の摂社(せっしゃ、附属の神社)になっている山宮(やまみや)神社に三柱(みはしら)の神様 大山祇神(おおやまづみのかみ)、瓊々杵命(ににぎのみこと)、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を祀った事がはじめとされています。
富士山大噴火の翌年の貞観7年(西暦865年)12月9日、山宮の地より、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと) 一柱(ひとはしら)を現在地にお遷(うつ)しして富士山の噴火を鎮めるために、この場所にまつられました。
甲斐国(現在の山梨県)の一宮で、延喜式の中では名神大社(みょうじんたいしゃ)と呼ばれ、明治4年の制度では、甲斐国では唯一の官国幣社(かんこくへいしゃ)として、国幣中社(こくへいちゅうしゃ)になりました。(この制度は、戦後廃止されたので、現在は旧国幣中社と言われています)
武田信玄公よりも深い御崇敬を頂いたと言われています。
ご祭神・木花開耶姫命は(このはなさくやひめのみこと)は、山の神様 大山祇神(おおやまづみのかみ)の御女(みこ)で瓊々杵命(ににぎのみこと)の妃(きさき)であります。古来、富士山噴火鎮護、農業、酒造、とくに地域の名産である葡萄酒の守護神、また婚姻、子授安産の霊徳神として崇敬をあつめています。
12月9日は 午前10時から11時30分まで、全国の神社関係者、県内外の崇敬者、また氏子の代表 約200名の参列をもって、「御鎮座1150年記念大祭」をおこないます。(式次第別紙)
祭典の中では奉納神楽として南信州に古くから伝わる「霜月祭り」に関心を寄せていた映画監督・宮崎駿氏の原案で生まれた「うつ神楽」をおこないます。神楽奉納は10時40分頃から約30分の予定です。(祭典中におこないます。参列者以外には見られません)
なお、同神社では、記念の年を前に平成24年から奉祝記念事業を行い「境内、境外駐車場整備」「境内トイレ新設」「山宮神社本殿御屋根替え」。併設する「木の花保育園移転新築」。
また、本年には県内外から多くの御奉賛(寄付)を頂き、本社幣殿改修、境内整備事業をおこないました。総経費は各種の補助事業もふくめ、事業費総額2億1千万円に のぼります。
どうぞ、取材方よろしくお願いいたします。
お願い 全国、県内にたくさんの浅間神社があります。
このお祭りは、甲斐国一宮浅間神社のお祭りです。標記の際には、「笛吹市一宮町の浅間神社」或いは「甲斐国一宮浅間神社」として下さい。