甲斐國一宮淺間神社の境内に樹齢150年とも200年とも言われ、昭和35年に山梨県指定天然記念物に指定された「夫婦梅」(親の木)については山梨県からの広報にある通り、生物学的な命を閉じ(枯死)、天然記念物としての指定解除(令和7年10月27日付け)となりました。
長い樹齢の中で風雨に耐えて華麗な花をつけ、御神徳を受けた夫婦梅の実をつけて参りましたが、10年ほど前から樹勢の弱まりを受け、山梨県、笛吹市と協力し樹勢回復を試みて参りましたが、残念ながら本年は花も実もつけない状態になりました。
最長老の天然記念物の「親の木」はここで指定解除、植物学的には命を終え(枯死)ましたが、変わらず御神木としての御霊(みたま)はそこに宿り、御祭神が守り続けてくださると思います。
境内にはこの木を親とする子どもの御神木「夫婦梅」が5本、早春にピンクの花をつけ、6月には夫婦梅の実をつけてくれます。
全国から子授け祈願にお見えになる参拝者には変わらず御祈願に際しお札お守り夫婦梅の実をお下がりとして授与し続ける事となります。ご安心ください。
また、これらの夫婦梅「子どもの木」の花と実の様子を見ながら山梨県、笛吹市とも相談しながら、新たに天然記念物指定となるよう進めて参りたいと考えております。
